2010年12月15日
2010年11月24日に、三井住友銀行主催の電子記録債権セミナーが同行新本店3階のセミナールームで行われました。当社からは、中川社長、平田取締役が参加するとともに、全国銀行協会が設立する電子債権記録機関「でんさいネット」にもご講演いただきました。当日は、400社以上のお客さまから約520名の方にご参加いただき、電子記録債権に対する関心の高さを窺わせました。また、プログラムにはありませんでしたが、日本銀行の宮内決済機構局長からもご挨拶をいただきました。
セミナーでは、三井住友銀行の久保専務のご挨拶に続き、当社および三井住友銀行が推進する電子記録債権版一括ファクタリングサービス、および個別の債権を電子化し、流動化する個別譲渡サービスの詳細な内容のほか、2012年5月に開業予定の「でんさいネット」との棲み分けの具体像など、当社および三井住友銀行による電子記録債権への取り組みの基本方針について説明しました。また、当社が記録機能を他金融機関や事業会社へ提供することにより広がる、電子記録債権を活用した新たなビジネスの可能性などについても講演があり、全体として、制度の概説にとどまらない、具体的な活用方法も交えた内容となりました。
セミナーを受講されたお客さまによると、約半数が、本セミナーで初めて電子記録債権に関する詳細な説明を聴かれたとのことで、お客さまに対する更なる情報提供の必要性が改めて浮き彫りになりました。一方で、8割以上の方に「でんさいネット」との棲み分けと協調という、当社および三井住友銀行の方針をご理解いただくことができました。今後も、当社は三井住友銀行とともに電子記録債権の普及に取り組んでまいります。